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荒野の千鳥足

2014/09/27


ビール大痛飲!痛恨の博打!残虐のカンガルー狩り!
サム・ペキンパー『わらの犬』(71)、ジョン・ブアマン『脱出』(72)、リチャード・C・サラフィアン『ロリ・マドンナ戦争』(73)といった70年代超暴力映画の系譜に属すとてつもない映画、それがこの『荒野の千鳥足』である。蠅が集り、汗と埃とビールにまみれ、スクリーンに提示される目を覆うような惨状。63年のケネス・クックの小説「WAKE IN FRIGHT」を映画化、71年カンヌ映画祭に出品を果たした本作。その後ユナイテッド・アーティスツが世界配給権を獲得、欧州、北米、豪州などで立て続けに公開され、パリでは超ロングランヒットを記録。批評家からも高い評価を得てオーストラリア映画界復興の兆しとなるものの、公開から1年経たずしてその存在が死んだのだった。以後、プリントはジャンクされ、ネガは行方不明となった。公開から30年以上を経た04年、米国ピッツバーグの倉庫でまさかの廃棄寸前素材が発掘された。徹底したレストアが施され、マーティン・スコセッシの推薦により09年カンヌで再上映が行われた。アメリカでは「世界最高の映画館」とも言われるALAMO DRAFT HOUSEの配給網であるDRAFTHOUSEフィルムズによってリバイバル公開された。本作の魅力は言うまでもなく、その人間の本質的な欲求とみすぼらしさを躊躇なく曝け出すストーリーと演出、そしてビールである。『ランボー』(82)を手掛けたカナダ人監督テッド・コッチェフは、オーストラリアの田舎町で入念な下準備を行い、ディテールにこだわった演出で見事にその土地の異様な空気をフィルムにおさめることに成功。極度の高揚と押し寄せる自己嫌悪。ここには幸せになる感動もなければ、視覚的な派手さで見せる興奮もない。だが現代の映画が失った不快なまでの圧倒的エネルギー、飲まずにはいられなくなる大量のビール、映画が映画である必然が存在する。製作から実に43年、遂にそのマッドムービーが日本を直撃するときが来たのだ。

監督:テッド・コッチェフ 「ランボー」「地獄の7人」/原作:ケネス・クック
出演:ゲーリー・ボンド 「ズール戦争」/ドナルド・プレザンス「THX1138」「ニューヨーク1997」「ハロウィン」/チップス・ラファティ「南太平洋ボロ船作戦」/ジャック・トンプソン 「戦場のメリークリスマス」
1971年/オーストラリア=アメリカ合作映画/109分/ビスタサイズ
© 2012 Wake In Fright Trust. All Rights Reserved.
提供・配給:キングレコード 配給協力・宣伝:ビーズインターナショナル
2014年9月劇場公開
facebook https://www.facebook.com/chidoriashi.jp